年齢を重ねると共に白髪が気になり、カラーの頻度が増えてきますよね。白髪はきれいに染めたいけれど頭皮に染みたり、ダメージによって傷んだりするのは避けたい方必見!今回は髪の毛へのダメージが少ないカラー剤をご紹介します。
カラーで染まる仕組みとは?
カラーで髪の毛を染めるには「1剤」と「2剤」が必要になります。
「1剤」とはカラーの染料とアルカリ剤が主成分となっています。髪の毛はアルカリ剤によって膨潤して、表面のキューティクルが開いた内部に染料を浸透させる仕組みです。
「2剤」は1剤と2剤の染料が結びつき、酸素を発生させることで髪内部のメラニン色素を脱色させます。脱色と同時に染料が酸化重合することによってカラーの発色と定着をさせます。
カラーで傷む原因とは?
ヘアカラーは薬剤を髪の内部に浸透させるために、アルカリ剤が髪表面のキューティクルを開く状態を作り出します。本来であれば髪の表面を保護し、艶や滑らかさを守る役割であるキューティクルを強制的にこじ開け、髪の内部にまで染料を入れて毛髪に影響を与えてしまうため髪の毛にダメージを与えてしまいます。
傷みにくいカラー剤3選
①カラートリートメント
カラートリートメントとは、トリートメントの中に色素が入ったものです。「トリートメント」という名前がつくように、色味を補い色がほんのり付く程度のカラーです。通常のカラーと異なり、黒色の髪の毛を明るい色に染めることはできません。髪をいたわりながら染めることができるケアカラー剤です。
②ヘアマニキュア
ヘアマニキュアとは、髪の表面にカラーをコーティングするメニューのことです。髪の内部に浸透させて染める通常のカラーと異なり、内部まで染料を染み込ませる仕組みではないため、傷みにくいのがポイントです。髪の表面にコーティングすることで髪にツヤやハリが生まれて紫外線からも髪をガードしてくれます。カラートリートメント同様、髪の毛自体を明るくすることはできないので、発色は自然な仕上がりになります。
③ヘナ
ヘナとは、エジプト・インド・北アフリカなどの乾燥した水はけの良い丘陵に育った植物のことです。ヘナカラーは植物を使用しているため髪や頭皮に優しい天然素材のカラーです。使えば使うほどに自然なハリやツヤを与えるトリートメント効果もある自然派の植物性カラーです。ヘナカラーをすることで紫外線や空気の汚れから髪を守ることができます。
まとめ
繰り返せば繰り返す程、頭皮や髪にダメージを与えてしまうと思われているカラー剤。頭皮や髪をいたわりながらカラーをするためには使用するカラー剤の特徴を知った上で、自分に最適なカラー剤を使用することがポイントです。今回ご紹介したカラー剤3選は、ただ綺麗に染めるだけでなく、頭皮や髪をいたわりながら紫外線からも髪を守ることが期待されます。今お使いのカラー剤の特徴を知り、自分にあったカラー剤を見直してみませんか?