みなさんは「未病」という言葉をご存知ですか?
「未病」とは字の通り、病気ではないが健康ではない状態をいいます。
実は今、女性の8割が未病の自覚があると言われています。今日は真の美しさを求めるため未病についてご紹介します。
未病の考え方とは
未病の症状
誰もが求める「美しさ」。
この美しさは心身が健康でなければ手に入れられない、健康の上に美しさがあるという考えです。
実はこの「未病」という言葉は2000年以上前から中国で用いられていました。
疲れ・冷え・頭痛・めまい・胃もたれなど症状が多岐にわたり、西洋医学的に明らかな異常がない場合でも、東洋医学では「未病」と分類されます。
西洋医学と東洋医学の違い
西洋医学では、循環器、呼吸器、消化器など人間の体を細分化して捉えて投薬や、手術を行い病気を取り除きます。
そのため「未病」の状態では治療の対象になりにくいことがあります。
その一方、東洋医学は、身体の内側から治療を行い患者一人ひとりの体質や体全体の状態を総合的に捉え、未病を防ぐ治療を行います。
未病の原因とは?
東洋医学では身体の不調を「気・血・水」の乱れとする概念があります。「気・血・水」の3つが上手く体内を巡ることで健康が維持されると考えられています。
特に現代人の生活は、毎日仕事やプライベートで忙しく生活が不規則になりがちです。
朝食を食べないなどの栄養バランスの偏りや外食が続くことによる食生活の乱れ、睡眠不足など生活リズムの乱れが未病の原因に繋がります。
未病を防ぐとどのような効果があるの?
今日からできる未病対策とは?
食事編
野菜とタンパク質を積極的にとり栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
また、体温をあげるために冷たい食べ物よりも温かい食べ物がオススメです。体を内側から温めることがポイントです。
お風呂編
いつもシャワーで済ませてしまっている人は、出来るだけ湯船に浸かって下さい。高ぶっている神経をぬるめのお湯(38度くらい)につかって体を温めれば、リラックス効果が高まり寝付きもずいぶんよくなるはず。
運動編
運動と聞くと、ランニングをしたりプールを始めたりしないといけないと億劫になる人もいるのではないでしょうか?
まずはエスカレーターを階段に変えてみたり、1駅分を歩いてみたりするなど日ごろの生活に少しだけ運動を取り入れてみましょう!
また、朝のラジオ体操やお風呂上りのストレッチも体が温まりおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?私たちの「美しさ」は心身の健康があって成り立っています。
何となく身体が重いと感じたり、めまいや冷えを感じたりするなど病気まではいかない身体の不調は、「未病」と言われているのです。仕事やプライベートで忙しく「未病」にかかりやすい現代人。規則正しい生活を心がけて、未病を防ぎ美しさを手に入れませんか?