「歯」と「髪の毛」と聞くと一見なんの関係もないように感じますよね?しかし、この2つにはとても深い関係があるんです!
歯の不調があると、実は髪の毛の不調にも繋がり、「抜け毛」の原因になることがアメリカの研究で分かりました。
今回は、今まで知らなかった、歯の不調がもたらす”髪への影響”についてご紹介します。
髪に影響を与える歯の原因とは?
虫歯
歯の本来の役目は食べ物を「噛む」ことです。
人は噛むことにより、食べ物を小さくして消化しやすくするだけでなく、脳を刺激して活性化を行っています。噛むことができなくなると、消火不良をおこし胃にダメージを起こしてしまう可能性があります。
虫歯になってしまうと歯が痛くなるだけでなく、胃にダメージを受けてしまうためストレスを感じてしまうんです。
髪は日々のホルモンバランスの変化・ストレス・紫外線など様々な影響によりダメージを受けますが、虫歯によるストレスも髪の毛にダメージを与えてしまいます。
歯周病
歯周病は、歯と歯肉の境目に細菌が溜まることで炎症を起こしてしまうことです。
実は、歯周病が原因となり歯肉から細菌が侵入することで全身の血液に巡ってしまうということもあります。
髪は血液が流れることで頭皮に栄養を与え、健康な髪を生やすことができますが、歯周病が原因で全身の血流が悪くなってしまうと、頭皮への栄養が行き渡ることができなくなるため「薄毛」に繋がってしまいます。
歯周病は、薄毛の原因になるだけでなく心疾患や糖尿病、骨粗鬆症に繋がる可能性もあるんです。
自覚症状がないため気づかないケースが多いと言われていますが、健康な髪を生やすためにも歯のケアも同時に行うことが重要です♪
予防歯科を心がけるには?
予防歯科とは、「予め防ぐ」ことです。歯が悪く前に病気の原因を発見して早期に絶つことで虫歯や歯周病などの進行を防ぐことができます。予防歯科をするためには日ごろから歯のケアをすることが重要になります。
自宅でできる歯の予防
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
毎日丁寧に歯を磨いていても、プラークといわれている歯垢は完全に取り除くことはできません。そこで通常の歯磨きにプラスして、糸を歯の側面に沿わせて前後に動かして使用するデンタルフロスを使用したり、歯間ブラシを使って歯と歯の隙間が空いているところを丁寧にケアすることが大切です。
規則正しい食生活を心がけよう
飲食の回数や間食で糖分の高いものをだらだらと食べていると、歯が溶ける量に対して唾液の修復作業が追い付かず虫歯の原因を作ってしまいます。間食は時間を決めてメリハリをつけたり、キシリトールという歯を守る成分が入った製品を食べるなどを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?普段意識をしていなかった「歯」と「髪」には実は深い関係があるんです。
健康な髪を生やすために日ごろからのケアや予防に取り組んでいたとしても、虫歯があることで抜け毛の原因になってしまいます。
そこで、きれいな髪を生やすためには日ごろのケアだけでなく、歯の健康を考えることも重要です。
ぜひ今日から予防歯科をしながら健康な髪を手に入れませんか?