薄毛に悩む人は男性のみならず女性でも多いですよね。
薄毛の原因として加齢や遺伝、さらには不規則な生活などを想像される方も多いのではないでしょうか?薄毛の原因は様々ありますが、実は「喫煙」は身体だけでなく薄毛にも大きなリスクが伴うんです!
喫煙者の割合はどれくらい?
平成29年に厚生労働省が実施した調査によると、2017年の時点で習慣的に喫煙している人の割合は、17.7%だったそうです。
男女別の喫煙率は、男性が29.4%、女性が7.2%で、タバコの値上がりなど様々な要因により年々喫煙率は減るものの、女性も約7人に1は喫煙者であるという結果が分かりました。
喫煙が「薄毛」の原因と言われる理由とは?
薄毛の原因として下記の3つのことが言われています。
①頭皮の血管を収縮させて血行不良に繋がる
タバコに含まれる「ニコチン」が薄毛に影響を与えます。 ニコチンは手足・頭などの末端の血管から収縮させて血行を悪化させてしまう作用があります。 血行不良により、髪の毛を作りだす毛母細胞に血液が巡りにくくなり、必要な栄養分が行き届かなくなってしまいます。そのため、頭皮に栄養が行き届かず髪が育たなくなったり、髪が細くなったりするため、抜け毛に繋がってしまうんです。
②活性酸素による細胞の老化
タバコを1本吸うだけで100兆個の「活性酸素」が体内に大量に発生すると言われています。 この「活性酸素」は細胞の不飽和脂肪酸と結びついて過酸化脂質となってしまいます。 過酸化脂質とは酸化して、身体が錆びることを指します。 毛母細胞が分裂することで髪の毛が生えてきますが、活性酸素により髪の毛を生み出す力そのものを無くしてしまうことに繋がってしまいます。
③髪を生やすために重要な栄養素の消費
健康な髪や頭皮には必ずビタミンCの働きが重要になります。 ビタミンCは、活性酸素と戦い頭皮や血管を丈夫にする働きがあります。 しかしタバコを1本吸っただけでも、ビタミンCが大量に消費されてしまうだけでなく、細胞の新陳代謝に必要なビタミンB群や、血行促進に欠かせないビタミンEも消費されることがわかっています。
まとめ
喫煙は「百害あって一利なし」といわれるほど害が多い嗜好品。 お酒同様にストレスの発散になるという面もありますが、薄毛に悩まれている方は極力本数を減らすことをオススメします。 今日から喫煙を見直して健康な身体と髪を手に入れませんか?