毎日、シャンプーをしてきれいな頭皮環境を保っているつもりでも、頭皮のニオイが気になりませんか？特に夏場の汗のかきやすい時期や満員電車に乗ると「私もクサイと思われているかな・・・？」と不安になりませんか？今回は気になる頭皮のニオイの原因と解決策をご紹介します。

頭皮のニオイ３つの原因とは？

毎日きれいな頭皮環境を心がけていても、どうしてもニオイが発生してしまう原因が実は３つあります！

常在菌の繁殖

頭皮には、常在菌とよばれるものが存在しています。髪の毛は汗をかきやすく、湿気やすいため常在菌にとっては居心地の良い居場所になります。常在菌があることによりアルカリ性を好む菌やカビの増殖を防ぎ、肌の表面を酸性に保つ重要な役割があります。常在菌自体に病原性はありませんが、増殖してしまうと悪臭を放ちます。

頭皮の皮脂の酸化

頭皮は顔のTゾーンの2倍の皮脂腺が存在しているといわれています。そのため、非常に皮脂が出やすく皮脂が酸化することによって臭気成分が作られていきます。ニオイの元となるのは「ルネナール」と言われる成分で、加齢と共に成分が増加し加齢臭との関連性が研究されています。

傷んだ髪のキューティクルにニオイが付着

紫外線・カラー・パーマなどの影響で傷んだ髪には、キューティクルがはがれ落ちてしまっているためニオイが付着しやすくなります。外部のニオイやタバコの煙など髪に付着することでニオイが取れにくくなります。

頭皮のニオイ解決策

シャンプー前にブラッシングをする

シャンプーをする前に、まずはブラシを使って地肌の汚れを浮かせましょう。この一手間があることで、髪に付着している汚れやほこりを取ることができシャンプーの泡立ちが良くなります。

洗浄力の高いシャンプーの使用は控える

市販のシャンプーは、サロンシャンプーに比べて洗浄成分が非常に多いため、頭皮のバリア機能である皮脂を奪いすぎてしまいます。そのため必要な皮膚常在菌まで洗い流してしまうのでニオイの元となる菌が増えてしまいます。シャンプーをすすぐ際は、ぬるま湯で洗うと頭皮への負担を減らすことができるのでおすすめです。

髪の毛をしっかりと乾かす

髪の毛を濡らしたまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなり頭皮のニオイの原因になります。濡れた髪はキューティクルが開いているため、無防備でダメージが付きやすくなります。しっかりと髪の毛を乾かすことでパサツキや傷みを防ぐことができ、ニオイの吸収を抑えることができます。

まとめ

これから夏に向けて、暑くなり汗をかきやすくなるといつも以上に頭皮のニオイに敏感になりますよね？毎日きれいに頭皮環境を整えているつもりでも、実は間違っている方法でケアをしているかもしれません。シャンプー前のブラッシング・正しいシャンプー方法・乾かし方を改めて見直してニオイ対策を行いましょう！