髪や頭皮の健康を保つためには欠かせないシャンプー。日常的に使っているシャンプーの成分表示を意識して見たことはありますか?普段何気なく使っているシャンプーでも、気をつけなければいけない成分があります。今日は、要注意の成分表示をご紹介します!
製品に記載している成分表示とは?
シャンプーや化粧品など様々な製品には必ず成分表示が記載されています。製品を使用した際に、「かゆみが出た。」「頭皮や肌が荒れてしまった。」などのトラブルが出てしまった際に、どの成分が影響を出しているかを見極める材料になっています。
成分表示で注目するポイントとは?
シャンプーは約6割の水と3割の界面活性剤とその他の香料や防腐剤などの成分で構成されています。成分表示は、製品に含まれているものの中で多い順番に表記されています。シャンプーの成分表で注目するポイントは実は2番目に記載している成分なのです。
要注意の界面活性剤「硫酸系」
シャンプーの場合、2番目に多く含まれる界面活性剤がポイントとなります。市販のシャンプーは、汚れを落とす効果を最大に発揮するため強力な界面活性剤が含まれています。この界面活性剤が、シャンプーを選ぶ際、最も気をつけなければいけない成分なのです!
界面活性剤にはいくつか種類があります。一概に全ての界面活性剤が悪いわけではありませんが、きちんと成分を理解することが重要です。界面活性剤の中でも「ラウリル硫酸Na」と「ラウレス硫酸Na」があります。この2つの成分はとても強力な成分になり、頭皮にとって必要な油分も洗い流してしまう可能性があります。硫酸系の界面活性剤を使い続けると、油分不足により、頭皮の荒れや乾燥、抜け毛の原因になることがあるため要注意です。
アレルギーの方には要注意防腐剤「パラペン」
シャンプーを腐らせないために含まれているのが「パラペン」と呼ばれる防腐剤です。「バラペン」は頭皮への刺激が強いためアレルギーをお持ちの方にはおすすめできません。そのため、パラペンフリーシャンプーも販売されています。安全性を謡うシャンプー成分の中には唐辛子やヒノキ、ローズマリーエキスなどの成分を使用しているシャンプーもあります。アレルギーの方は防腐剤に含まれる成分をきちんと把握してシャンプーを購入しましょう。
できれば避けたい成分「シリコン」
シリコンは今や「ノンシリコンシャンプー」などの発売により一般的にも浸透するようになりました。シリコンは髪に被膜を作ることでコーティングを行い撥水性の高い髪になるため、カラーが入りづらく、パーマがかかりにくいというデメリットがあります。人によっては良いという人もいれば、必要ないと言う人もいます。シリコンは特に傷んだ毛髪でない限り必要のない成分なので避けたほうがいいと言われています。
まとめ
何気なく使用しているシャンプーでも成分表のポイントを理解するだけで、自分の髪にとって最適なシャンプーを使用することができます。さらに、アレルギーをお持ちの方は、界面活性剤だけでなく、防腐剤のパラペンや、できれば避けたいシリコンなどの成分が極力含まれていないものを使用することがおすすめです。いつもより少し成分表に注目するだけで頭皮や髪に優しいシャンプーを選ぶことができます。